レビュー(Amazon.co.jp)
???居合い斬りの達人でもある座頭の市(勝新太郎)は、飯岡助五郎の客分となり、飯岡と敵対する笹川繁造の用心棒・平手御酒(天地茂)に友情の念を抱きつつも対決せざるをえなくなる。
???子母沢寛の随筆集『ふところ手帖』に記された市の短いエピソードをもとに、大映時代劇の旗手・三隅研次監督が手掛けた大ヒット・シリーズの記念すべき第1作。ここでの市はただ強いだけではなく、丸木橋をおそるおそる渡るなど、盲目の男という点が強調されており、暗闇の世界を生きるシニカルなアウトローとしてのキャラクターをカツシンが見事に演じきっている。彼と天地茂とのふれあいのシーンも秀逸で、それゆえにラストのダイナミックな決闘も、哀しく観る者の心を揺さぶるのであった。(的田也寸志)
カスタマーレビュー ![]()
厄座の座頭だから座頭の市と呼ばれています・・・
(2002-09-14)
座頭市の記念すべき第一作。後の作品に比べれば、完成度は遙かに低い。
しかし、他の追随を許さぬコンセプトの確かさと座頭市の性格設定は今でも色
褪せぬ。敵対する一家に逗留している平手造酒に天知茂が扮し、労咳病みの剣
客を見事に演じている。二人の友情が厄座の任侠で押しつぶされて悲しい結果
をもたらすのは、座頭市不滅のパターンである。
